2012年6月14日木曜日

The 3rd Birthdayはストーリーが酷いといわれていますが どこらへんが悪いのでしょ...

The 3rd Birthdayはストーリーが酷いといわれていますが

どこらへんが悪いのでしょうか?







私が感じた点は、



・矛盾しまくり、意味不明のご都合主義的ストーリー

タイムトラベル(厳密には違う)による過去改変など難しい題材を扱っているが、シナリオライターは起こるべきパラドックスを何も理解していない。整合性の全く無いお話となっている。ドラえもんのタイムマシーン話の方がまだ筋が通ってる。

ちょっと考えれば素人でも突っ込みどころ満載にもかかわらず、一切説明する気が無い。

設定資料集である程度解説しているけれど、解説になっていない新たな矛盾を生むだけだった。謎を多く残したままで、一部ではさらなる続編への伏線だとする見方もあるが、私はライターが上手く説明出来ないor何も考えてないから放置しただけだと思う。



・セリフが抽象的で何が言いたいのか分からない

序盤から終盤にかけて、ずっと登場人物はポエムのようなセリフを吐きまくる。謎めいたそれらのセリフは終盤に意味が明かされるのかと思いきや、そのまんまエンディング。最後まで何言っているか分からない。

つまるところ、ただの格好つけたキザな言い回しだったようだ。

FF13でよくネタにされる「ルシがファルシでパージしてどーたらこーたら」にすごく近い。



・前作設定の改悪

「パラサイト・イヴ」「パラサイト・イヴ2」の続編にあたる本作。

直接のつながりは無く、パラレルワールドとして扱われているが(そのためタイトルも3ではない)、年表などには前作の10年後に設定されている。

主人公アヤは前作で持っていた特殊能力が無かったことにされ、前田はほぼ別人となっている(あんな気持ち悪いマッドなお方ではなく、極めて誠実な優しき男だった)。

また、前作はミトコンドリアの設定などかなり説得力のあるリアル寄りなサイエンスホラーだったものが、本作では完全にファンタジーと化している。アヤの能力も科学では説明できない、超能力になってしまった。

敵もファイナルファンタジーに出てきそうなただのモンスターになった。

これらは前作プレイヤーしか知らない点なので、人によってはどうでもいいんですけども。



・衝撃の結末

最後のオチはプレイヤーを馬鹿にしているとしか…。少なくとも前作ファンは敵に回した。

プレイヤー自らの手でトドメを刺させるとか、マジで誰も望んでない。



ゲーム自体はすごく良く出来ていると思うだけに、ストーリーの残念さ加減が余計に酷く感じる。アクション部分はかなり面白いですよ。








ぜんぜん悪くないです!

いいストーリーだと思いますよ。

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